【完】ヒミツの恋を君と。

メモの様な紙。




晴はその紙をちらっと見てから、ポケットに入れた。




何だろう?

何だか気になって仕方がない。




こっちのテーブルの話なんて上の空で、もはや、イケメンズにくっつかれてる(現在進行形)ことなんて半分忘れていて、晴とそのお姉様の方に目線を向けてた。




お姉様がニコッと笑うと、晴も少し笑みを作ってそのお姉様にペコッと頭を下げた。




次の瞬間、あたしと晴の目が合った。




あ…、




でもすぐ、不快感を表す様な表情になる。




え!?




プイッと視線を外されて呆然となるあたし。


無意識に頬を膨らませていた。