「大丈夫なわけないじゃん。あー。鼻つぶれたかも。そんなところで突っ立てないでよね!」 そう言って 俺の手は借りず、 自分で立ち上がって、 人混みに消えて言った。 ……………は? ぜってぇあっちの方が わりぃだろ。 それに、 俺の事知らねぇのか。 おもしれぇ。 ぜってぇ、 惚れさせてやる。