「斉藤からここ数日、 全く手をつけられないまま、そのメシが返されているらしい。」 「はあ!?」 「それって…数日まともにメシを食ってないってことですよね!?」 「ああ…たぶん、そうなる…。」 若干言いよどみながらも、仲間の男は静かに頷いた。 「あのバカ…っ!」 「おい、一澤っ」 一澤はつかみ上げていた男を解放すると、里緒菜の部屋のドアの前へと勢いよく駆け寄っていく。