「一澤…」 今度は、さっきとは違う感じで一澤の胸を押し返してみた。 するといとも簡単に彼は私から腕を放してくれる。 「ごめん… オレが部屋にばかり籠もってたから、心配してくれたんだよね みんなも…」 一人ずつ、ゆっくりと視線を合わせていく。 表情一つ崩さない上沢 優しい笑みだけを浮かべている水城 …こんなにいい人たちを 私は利用してる…。