「日向のバカ」 誰もいない教室で私は弱々しく呟く。 私が見つめる先には女の子たちと楽しそうに会話をしている日向。 放課後になったらまっすぐ私のとろこに来てくれるのに今日の日向は外で女の子たちと談笑していた。 別において行かれた訳ではない。 日向の手にはカバンはないし。 でも、何故か苦しい。