ーーーーーーーーーーーー
家に帰る帰り道
近くの
コインパーキングで
車を止めていた結城は
車を出す為お会計を済ませようと
コインパーキングの自販機へ向かう
そんな時学校帰りの
加奈チャンを見つけて
『加奈チャン!』
「え、あ…結城お兄チャン?」
『久しぶり』
突然呼び止められて
驚いた表情をした加奈チャンは
結城を見ると直ぐに笑顔になる
「どーしたの?お兄チャンなら家…『会って来たよ、けど今日は加奈チャンに用事』
「え?」
『…あれ以来元気にしてるのかなって。後、ブレスレットは?』
話しの途中
ふと加奈チャンの手を見ると
ブレスレットを付けてない事に気付き
「ブレスレット?」
俺は
空き家で拾った石を
ポケットから出して
加奈に見せる。
『この小さな石が沢山敷き詰められたブレスレット。千紘から貰ったよね?」
「… 千紘?」
見覚えない
名前を聞き
頭を悩まし首を傾げる加奈チャン
「誰の事だろう… けどあたしのブレスレットなら貰ったんじゃなくて買ったんだよ?」
やっぱり加奈も記憶を消されてる?
『ちなみにブレスレットは今日付けてないの?』
「えと…」
口ごもる相手に
首を傾げる結城
『…加奈チャン?』
「実は…」


