その日の夕方



ピンポーン…



結城は久しぶりに達也の家に



" はいよー? "



インターホン越しに
聞こえる達也の声。



『あ、俺』



" 結城?あ、ちょっと待って。開ける "



インターホンが切れて



数秒後



ガチャ



勢いよく玄関のドアが開き
笑顔の達也が出て来た



「久しぶりー♪どうした?」



『あ、あの…』



俺がここに来た理由
それは加奈チャンの様子が知りたくて



「まぁ入れよ♪」



『う、うん…』