顔を覗かせた愛優は
俺が起きてるのを確認をすると
そのままキッチンに戻る
『……。』
そろそろ起きるかな
顔を洗い
服を着替えた結城は
食事を用意して貰った
リビングへ足を運ぶ。
「今日はハムエッグにしたよ〜♪」
今日の愛優はご機嫌だな
トーストにバターを塗りながら
鼻歌を歌う
愛優を見て
結城は優しく微笑む
「結城おじチャン、あたし日記書くって話ししてたじゃない?」
『うん』
楽しく話す愛優から
トーストを受け取り
「見て見て♪ 可愛いでしょ?」
携帯を見せられ思わず固まる。
『……。』
「結城おじチャン?」
俺が固まった理由
それはブログのタイトル
愛優が始めたブログのタイトルは
【 ぁゅのブログ 】
『あ、愛優…』
「えっ?」
『あゆって…「本名でじゃなくニックネームにした方が良いかなぁ?でもあたしこの名前好きなの結城おじチャンが付けてくれたから!」
" ぁゅ "
愛優がどうして小文字を選んだのか
たまたま… だよな?
『……。』
「それでね、早速コメントくれる人が居て…」
可愛い名前だしたまたま
この時の俺は深く考えず
そのまま受け流していた
『ご馳走様』
ハムエッグにトースト全て完食した結城は
時間を確認しながら仕事行へく準備…
「あ、そうそう。あたしはね、今日菜奈ちゃんと近くのショッピングモールに行って来る♪」
『気をつけて行っといで』
「うん♪」
楽しそうに話す愛優
この数時間後、事件は起きた。


