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「キモいんだよ!!」
「そーそー何で学校来る訳?」
お昼休み
あたしの高校ではイジメが絶えない
「愛優ご飯行こう♪」
あたしはそれが気になって…
「う、うん…」
「愛優ってばほっときなよ。藤崎サン達には関わらない方がいいって!!」
クラスで1番控え目で大人しい
古谷芳子に目を付けた藤城は
今日もいつもと変わらず
古谷芳子の髪を掴み暴力を振るう
「藤崎サ…い、痛…「金だよ金。あんたは早くあたし等に金出せばいいんだよ!!」
古谷芳子をイジメているのは
藤城千佳子
竹田詩織
上島涼子
この3人。
「最低…藤崎サン達、古谷サンにお金まで巻き上げる様になったんだ」
他人事の様に顔をしかめる友達
やっぱり…
見てるだけなんて
こんなのよくない
愛優は勇気を出して藤崎サン達に話しかける
「あ、あの…「愛優辞めなって!!」
「なんだよ結城?あんたもイジメられたいの?」
話しかけた愛優に
睨みつける藤崎は目の前に来て
「藤崎サンそう言う事もう辞め…「良い子ぶんな!うざいから!!」
「で、でも良くないよこんな…」
「黙れ!」
- パシッ -
言葉を遮るかの様に教室に響く音
そして
右頬に伝わる痛みに
愛優は頬を押さえた
その瞬間
愛優の頭はくらっとして
「愛優、愛優!!」
愛優を呼ぶ友達の声
「しっかりして愛優!!」
気付いたら
だんだん
だんだん
意識が遠のいていた
そして数時間後…
愛優の意識がハッキリした時
悲鳴が沢山聞こえて
「…な、何?」
慌てて起き上がり愛優が見たのは
目玉がえぐり取られ
心臓がある付近に
大きな穴が空いた
血だらけで横たわる
沢山のクラスの子達
藤崎達はもちろん
あたしの友達まで
クラス全員の人が
「い、いや…」
即死
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高校に到着した結城と陸サンは
事件があったのが愛優のクラスと知り
泣きじゃくる相手をなだめ
出来事を全てを話させた。


