【 …阻止スル為 】



阻止?



首を傾げる一同



【 亜由美の子供ヲ 】



『亜由美の子供って…愛優!?どういう事…』




守クンの姿をした千紘は



ため息を吐き
魔法円の中で



あぐらをかき座り込むと



俺の知っている
千紘の姿に戻る



【 負けたヨ。あんた達二は… 】



『ち、千紘… 』



【 言われた通り全テ話す。だから自由にシロ 】



4人顔を見合わせた結果



「しょーがないわねー」



玲奈はチョークで書いた
魔法円を足で一部亀裂を入れ



「約束通り話せよ」



出れない様に


小細工した魔法円から
千紘を出す事にした。



そんな時



部署の電話が鳴り響き渡り



「ダサ男、出て」



「は、はい…」



玲奈に言われた通り
慌てて電話に出る俊



そして大声をあげる



「ダサ男どうした?」



千紘を睨みつけていた陸サンは
大声に驚き思わず俊に問いかける



「じ、事件です!! ○○高校の…」



○○高校?



愛優の通う
高校の名前を聞きニヤリと笑う千紘



「出すの辞めだ辞め。玲奈、この悪魔絶対に逃がすなよ!結城行くぞ!!」



『は、はい陸サン!』