「プロってやだぁ♪ダサ男照れるじゃーん♪ て言ってもそれは海外での話。日本の悪魔って今回初対面なんだけど」



床に


魔法円を書き終えた
玲奈は立ち上がって



自分の机の引き出しの中から



古い本とカッターを取り出す



「これで準備よし。後は…結城こっち来て」



『え、は、はい… 』



結城は言われた通り玲奈の前に…



「ここに立って」



魔法円の中に入る



「手だして目閉じて」



『あ、はい』



「ちょっと我慢してねー」



『痛っ!! な、何すんだ…「悪魔召喚には何かしら代償が必要なの」



『代償?だからって何で俺の血…』



「玲チャン女の子だもん♪体に傷つけたく無いしー」



『……。』



何が玲チャンだよ
玲奈のぶりっ子に苦笑する。



そんな俺を
気に留めず



玲奈は古い本を
ペラペラめくり



日本語?
どこの言葉かわからない



呪文を唱え始める