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「じゃあ今回の事件は結城の友達の仕業って事?」



部署に帰って来た俺と陸サンは



玲奈と俊
留守番してた2人に結果報告をする



そんな中



玲奈の大声が部屋内に響く



『ま、まあ…』



言い直せば


友達に成り代わった
悪魔なんだけどな。



そんな事を
思いながら



俺は玲奈に過去の話しをする



「あ、あの…」



「どうしたーダサ男?」



「… 陸サン3年前から悪魔と言う事は お、おかしくないですか?」



「んー?」



俊の言葉に首を傾げる陸サン



「だ、だって前回の事件の時、結城サンに協力してくれたんですよね…?」



『……。』



確かに俊の言う通り



千紘 (悪魔)は協力してくれた



でもそれなら何で…



「それは本人に聞いてみるしかないね♪」



突然黙り込む結城の肩を叩き



にっこり笑う玲奈




「お、玲チャンやるー?」



『え?』



「やるわよ、やってやるわよ。任せなさい♪」



チョークを手に持った
玲奈は部屋の奥に行き



机を少し動かすと



『あ、あの…何を?』



床に魔法円を書き始める



「呼び出すのよ」



『…呼び出す?』



「千紘を♪」



『え!?』



よ、呼び出すって今ここに!?



「なに焦ってんだよ結城、黒魔術見んのは始めてじゃねーだろ」



黒魔術?



「し、知らないんですか?結城サン… 悪魔召喚の儀式は黒魔術の一種、れ、玲奈サンはその手のプロですから…」