「何それ…あたし普通の女の子じゃないの?」



愛優の言葉に黙り込む結城



「……。」



目に涙を浮かべる愛優



『愛優…』



「おかしいと思ってたんだよね。今まで結城おじチャンあたしの両親の全然話してくれなかったし…」



『それとさ公園での事件…「あたしがやったって言うの!?あたしが化け物から生まれたから、だからあたしがしたって言うの!?」



『……。』



「知らない…あたしじゃない…」



『……。』



「もう帰るね」



『愛…「ゆっくり休んでね!」



結城に対して悲しそうに作り笑顔を向けた愛優はそれ以上は何も言わずに病室から出て行った。