次に目を覚ました時
結城はまた病室にいた



「気がついた!?」



『愛優…』



江波家に居たはず
なのにどうして病院に?



「お願いして千紘サンに病院まで結城おじチャンを運んで貰ったんだよ」



『…千紘に?』



「うん♪」


何を考えてるんだ?
千紘の考えが全く解らない




「あの千紘サンって人結城おじチャンの友達?」



友達?



『……。』



「結城おじチャン?」



明日香チャンは消滅した
千紘がそう言ってた。



て、事は
もう愛優の命を狙うものは無い?



安心から大きなため息が出る



「結城おじチャンってば!!」



『え、何て?』



「もーいいよ。病院抜け出してまで助けに来てくれてありがと…でもどうして解ったの?家の場所教えてないのに…」



『……。』



俺は愛優に



亜由美の事
産みの親である萌チャン事



愛優が産まれたの時の事
過去にあった事件全てを話した



いつか話さなきゃ行けない
そんな日が来ると思ってた