気がついた時には、自分の部屋のベッドで寝ていて。 カッコいい男の子が送ってきてくれたのよ、って、興奮気味のお母さんから聞いた。 そしてボーッとしたまま見た机の上に、見覚えのないメモ。 “早く治せよ” 綺麗な右上がりの字。 たった5文字を、何度も読み返した。 こんなの、余計に熱上がっちゃうよ。