「なんかさ、ホントに可愛がられてるじゃん」 「そ、そうかな!?」 「…わかんないけど」 「わかんないの!?」 と、騒いでいると。 ガラッと開いたドアにみんなの視線が一斉に集まる。 先生が入ってきた瞬間、静まり返った教室。 一番後ろの席に座った先生。 喋れない状況になってしまったので、みんな机に伏せて寝たりしている。 ふと窓の外を見て、思わず身を乗り出した。 翼先輩……!!