「えっ、え。なんで……?」





あたし達は、今、屋上でお弁当を広げている。


そのメンバーが、理解できないのだ。



あたし、美紅。
ここまではいつも通り。

そこに何故か、翼先輩と河合先輩。



なんか、美紅と河合先輩が仲良くなったらしい。



ただ1人状況を飲み込めていないあたしは、ココアのパックを手で強く握りすぎたらしく、ココアが少しストローから溢れた。


慌ててタオルで拭いて、もう一度質問。





「なんで仲良くなったの?」




「なんか、同じ実行委員だったの」




しつこいあたしに面倒臭そうに答えた美紅。



そんなに鬱陶しかったかな、ごめんなさい。