『本当に違うんだよ! あれは……リナにこれ…』 そう言って差し出されるネックレス。 『え…?』 『俺、何買っていいかわかんなくて。 アイツに相談してたんだ』 『何でそんな事…』 『リナは忘れてるかもしれないけどさ、俺たち付き合って丁度1年じゃん』 『トオル……』 ポロポロと流れ落ちる涙が止まらない。 トオル素敵!! なんて思っていると、無言で渡されたティッシュの箱。 「ヒック……」 涙を拭いて隣を見ると、やっぱり理解不能な感じの翼先輩。