「あ、今日どこ行くんですか?」 「プラネタリウム」 次の駅の近くにあるプラネタリウムに行くらしい。 「流れ星の話とかしてたし、星好きなのかと思って」 あんな小さな会話を、覚えててくれたんだ。 あたしが“好きそう”って場所を、考えてくれたんだ。 好き。好きじゃ足りないくらい好き。 表情は見えないけど、少し照れたような背中が愛おしい。 めちゃくちゃ抱きつきたい。 恥ずかしいからできないけど。