「ぜ……ぜひ!」 「ん、わかった。 じゃあ駅に10時な」 「はいっ!」 傘の中。 それは2人きりの空間で、いつも以上にドキドキした。 「好きです!」 「知ってる」 笑う翼先輩の笑顔を、ずっと見ていたいと思った。