「……あ、そういえば」 バタバタしていると目に入った、窓の外を見て思い出す。 「今日、流星群が見えるらしいですよ!」 ベッドから起きあがって窓を開ける。 美紅が朝言ってたんだ。 『へえ、そうなの?』 電話越しに、窓を開ける音が聞こえた。 瞬間、真っ黒な夜空に落ちた光。