ふわりと腕に包まれる。


目の前に翼先輩のワイシャツ。



抱き締められてるなんて、信じられなくて。






「いま………好き、って…」




さらに強くなった力。






「もうとっくに、如月のこと好きだったよ」








耳元で囁かれた言葉。




涙、やっぱり止まんない。





何これ、夢?って思いながら




夢なら覚めないでって願った。