栞がやっとの思いで声を絞り出すと、暖かい感覚がなくなっていくのが分かった。 今さら恥ずかしくて、顔が火照り始める。 土「もう大丈夫だろ?そんな怖がるな…。」 土方さんは先程とは違い、優しい笑みを浮かべて、私の頭を撫でてくれた。 不思議…………… 自然と震えが止まっていく…………