「もしかしたら人違い、じゃないですか?」 「え?」 「手紙、あたし貰ってないんです」 人違いならありえる この世に自分に似た人は3人いるっていうし… 「人違いなんかじゃないよ」 「え…?」 男の子はあたしの瞳をまっすぐ見つめて言った 「俺は菊池さんをここに呼び出したんだ」 「…そう、なんですか」 「うん」 でもね、手紙貰ってないってば