イジワル王子の溺愛







その言葉であたしはすべての状況を察知した






翼に何かあったんだ







「おば様、翼に一体何が?」








近づくと、翼のお母さんはあたしを強く抱きしめた







「……子どもをかばって……歩道橋から落ちたって……」