雨が降る日は誰か死ぬ

思わず生唾を飲んでそれを見つめた。

いつどこから現れたのか分からないけど、降りしきる雨の中、それはじっと立っている。


ただじっと立って佑香のほうを見つめていた。



佑香は恐怖のあまり腰を抜かしてへたり込んでしまい、一緒にいた瑞貴は学校の方に向かって来た道を逃げ帰る。


幽霊と佑香の距離はおよそ10m。


降りしきる雨の中。


その場に残っているのは、腰を抜かして動けない佑香と、その前に立ちはだかった香奈だけだった。