雨が降る日は誰か死ぬ

あの時の霊能者の顔。


それが引っかかっているのだ。


人の顔をあんなにジッと見ておいて、何もないなんて絶対おかしい。


だって、それまでは普通だったのに。


前の席から順番にみんなの顔を見ながら歩いてきていて、ワタシの顔を見た途端、えっ? っていう顔をしたのだ。


あれで「何にもない」だなんて、あんなの小学生の子供だって騙せるもんか。


梓はそう思った。