「ちょっと・・・・・早い」 そう言いながら、私は小走りに追い駆けた。 京の町なのに、なぜか人の姿がほとんど無い。 それに違和感を覚えながらも、土方の背中に近付いていった。 あと少しで追い付くか、と思った時――― 後ろから、『チリン』と鈴の音のような音が後ろから聞こえた。 「・・・・・?」