どこか清々しい気持ちのままだった。


トサッと、持っていた風呂敷包みが地面へと落ちる。



「千歳・・・・・千歳っ

・・・・・俺も――――俺も、ずっと・・・・・っ」



再び聞いた、土方のその言葉に、新しく涙が零れる。


それも光となって、静かに私と一緒に空へと昇って行った。



『愛してる』



土方の何回目か分からない言葉。


その言葉を聞いて、私はそっと全てを塞ぐように、流れに身を任せた。



ずっと、私も愛してる。


消えても、傍にいられなくても。



口元に自然に笑みが浮かんで――――


私の意識は、そぅっと空へと溶けていった。