「ずっと、気に掛けてくれて、嬉しかった。 想ってくれて、嬉しかった。 ・・・・・特別に、なれた気がして・・・・・っ」 そう、言った瞬間だった。 私の腕を振りほどいて、土方が私を振り返りざまに抱きしめたのは。 ・・・・・気が付いたら、土方の腕の中にいた。 「・・・・・ったりめぇだろ!! おめぇが消えても、俺は絶対に見つける!!」 ――――“約束すっから” 見つけて、くれるの? 嬉しさに、ツゥッと頬を涙が伝う。