------ ---- -- 「千歳、どこ行ってたんだよっ!?」 戻ってきた私に、まずが怒鳴りつけながら、他の人もそうだと言わんばかりに頷く。 そんな私を、土方は庇おうともせず、ただ笑っていた。 「・・・・・ごめん」 「ほんとだよ!!・・・・・でも、お帰り」 薄れた腕に感じる温もりに、視線を落とす。 ・・・・・硬く握られた手。 「うん――――ただいま」