そして、私が消える日は、時は―――― 少しずつ、近付いていた。 泉箕が消えたあの朝、土方達は、静かに泣いていた。 ただ、泣きじゃくる私の肩を抱いて、声も立てず、嗚咽一つ漏らさず。 私は、あれだけ土方の気持ちを踏みにじったのに。 土方は――――・・・・・ ずっと、私が泣き止むまで、傍に居てくれた。 何で、どうして・・・・・あんなに、必死に私の手を、掴んでくれるんだろう?