微かな人影に手を伸ばすと、確かにそこに、温もりはあった。 「――――泉箕?泉箕!?」 揺すれど揺すれど、泉箕の瞼は、固く閉じたままだった。 「おい、千歳!?」 私の悲鳴に似た声を聞きつけてか、土方や沖田、幹部達が部屋へ駆けつける。 なぜ、こんなに幹部が集まるの? そんな疑問は、頭に浮かんだ瞬間に消えた。 ・・・・・泉箕がこうなりかけてるって、知ってたんだ。 『千歳・・・・・か?今日は早起きだの』