そうして、目を片手で覆った時だった。 力の抜ける感覚と、身体の崩れる感覚が同時に襲う。 「おい、泉箕?どうした?」 『何でも、ない。もう寝る』 俺の様子が変に見えたのか、土方がスッと腰を浮かす。 それを手で制しながら、俺は硬い声で跳ねつけた。 言い方がきつかったか、と反省するものの、身体はどんどん言う事を聞かなくなっていた。 『・・・・・ありがとうな、土方、沖田、局長』 強張った顔が和らいで行くのを感じながら、いそいそと布団に潜り込む。