それを聞いた瞬間、ぐっと喉が詰まる気がした。 ――――何で、今更こんな事を聞くのだろう。 心の中で、嫌な予感が固まりになっていく。 「ねぇ、泉箕」 『そうだ、もう一つ聞きたい事があっての。 これだけは、聞いておきたいのだ』 口を、開いた瞬間だった。 あえて被せるように、泉箕はにこやかに言葉を連ねる。 『ここで、新撰組の一員となって・・・・・ 後悔は、しておらぬか?』 青い、蒼い、川の水のような、夏の空のような瞳が私を見つめる。