「・・・・・今、認めたな」 「えぇ、認めましたね」 顔を見合わせ、私に二人とも無の表情を向ける。 正直、怖かった。 何で、こんな表情を向けられるのか。 偶然とは、本当に恐ろしい。 だって、少しの勘違いもこの偶然によって、全て肯定されてしまうのだから。 -- ---- ------