「あ、千歳さん!!一応素振りは200回ですよ~!! 追加するかどうかは、好きにして下さいっ、ねっ」 ・・・・・隊士を叩きのめしながら、喋らないでくれ。 苦笑しながら、私は立て掛けてあった竹刀を振りかざす。 久し振りな気もする稽古は、何だか初心に帰った気がした。 あと・・・・・何回だろう。 ポツッと、心の中に浮かんできた言葉に、ゾッと鳥肌が立つ。 200回が経過した頃、がんじがらめなった思いは、ずしっと心に重く圧し掛かった。 それを振り払おうと、追加の分を始める。