オトシモノ~君が零した星屑~



「いい加減、話してください。

何で、あいつと一緒にいたんですか?」



無表情で、私に尋ねてくる。


あいつとは、きっと、階段から共に落ちた男だろう。


だけど、どうしてそれだけで?



「何のことだ?意味が分からないんだが」


「とぼけないでください。

あいつは、長州の浪士です。

なんで、そんな男と一緒にいたんだって聞いてるんです!」