オトシモノ~君が零した星屑~



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「・・・・・ねぇ、土方」


「ん?」



また徹夜をしている土方に、お茶を出しながら、声をかける。


言って良いのか、分からない。


でも、言葉は勝手に口から出て行った。



「沖田、どうなるのかな」



“沖田”という単語に、土方の手は動きを止め、筆がカタリと音を立てた。


ゆっくりと振り返る土方。


その顔は、困惑で塗り固められ、その片隅に笑みがあった。