「そんな、私が療養なんかの為に離脱するとでも、思ってました? もー、する訳ないでしょ」 笑い声を立てながら、沖田は明るく、松本先生の意見を否定した。 療養をしなかったら・・・・・死ぬのは、直ぐそこ。 背中を、嫌な汗が伝うのを感じながら、私は力の抜けそうになる足に力を込める。 「しかし、そうしたら」 「分かってますよ、そんな事。 でも私は・・・・・早死にしたって。 どうであれ、近藤さんを支えられなくなったら意味が無いんです!! そんなの――――死んでるも、同じじゃないですか」