昨日までは・・・・・さっきまでは、笑ってたのに。 あんなに、誇らしげに話してたのに。 「何で・・・・・何で、あんたが死ななきゃならないんだよ」 微かに息はある・・・・・でも。 それは、もう彼が再び目を開くほどの力を残してやれない程の弱々しさだった。 隣で、誰かが指示を出すのが聞こえ、私の腕はグイッと引かれる。 微かに血の臭いを漂わせながら、土方は無理やり私を立たせた。 「おいっ、救護班!!奥沢を早く運べ!!」 そう叫んだ後、私の顔を覗き込みながら、怪我が無いかと尋ねる。