サラリと返答すると、怒ったような声が返ってくる。 もう言われ慣れた言葉。 いい加減、しつこいのはどっちなんだろうか。 『前にも言っただろう。あいつは、俺の半身。 俺の命、魂の半分なのだから』 はぁ――――と溜息をついて、俺を睨み付ける神・・・・・ 名前は、とっくに忘れてしまった。 親のような存在だったから、爺さんとしか呼んでない。 ふぅ・・・・・と息を吐き出す。