「一番隊、動いて下さいっ!!」 「はいっ!!!」 そのいきなりの沖田の言葉にも、隊士達は俊敏に動く。 横の通りから襲い掛かってきた浪士達。 それも、隊士達の動きによってあっという間に伏せられた。 辺りに飛び散る、紅い花弁。 「っ・・・ぁ」 それがピッと生温かく、頬に掛かった。 それを人差し指で拭い、一瞬体が強張ったのを感じる。