「あれ、千歳さんじゃないですか!!」 『ぬ、千歳!?何じゃ、どうした?』 同じ表情をして、同じように首を傾げる沖田と泉箕。 その二人の表情に苦笑しながら、私は巡察、と一言呟いて最後尾に回った。 いつの間にか、私も普通に笑うようになっていて。 この人達がそうしているのだと、改めて感じた。 「そうですか、ついに千歳さんも巡察ですか・・・・・ では、一番隊巡察行きますよ」 楽しそうに目を細めながら、沖田は歩き出す。 その後ろを付いて行きながら、妙に気持ちが上がっていく。