「ほら、部屋着いたよ」 襖を開け、部屋の床に土方を下ろす。 ぼんやりとしている土方を見て、仕方なしに布団を敷こうとした。 ・・・・・けれど。 「――――っ!?ちょっ、土方!!」 「ん・・・・・静か、にしてくれ・・・・・」 着流しの袖を引っ張られ、床に転んだ私に抱きつく土方。 酔っ払ってるからって、これはさすがにどうなんだ!? あまりの事に、混乱し思考回路は停止する。 必死に抵抗するものの、酔っ払ってても男は男。 全く、腕は外れない。