オトシモノ~君が零した星屑~



「ほとんど、無理やり仲間にしちまった感じだ。すまねぇな、色々と」


「酔ってるからか知らないけど、あんたらしくない」



若干引き気味に、土方から距離を取る。


普段は言わないであろう事を、口に出してしまっている土方。


それが、限りなく面白い。



「何で謝るのか分からないけど、私はこの暮らし嫌じゃないよ。

・・・・・もう、一人で眠らなくても良い」



無性に寂しい暮らしが、うるさくも、騒がしくも、明るくなった。


何も、悔いは無いし、むしろ感謝しているくらいだ。


謝られるのは、少なからず不本意だと思う。