・・・・・小姓?非常勤隊士? 聞いたことの無い言葉が飛び出してきて、頭の上にはいくつかの疑問符が浮かぶ。 とにかく分かっている事は、何だか面倒くさそう、という事だけ。 「・・・・・あまり、理解出来てなさそうだな」 苦笑しながら私を見る土方に、コクコクと頷き説明を待つ。 「小姓は、まあ使いっ走りとか雑務をこなす。 非常勤隊士は・・・・・まあ、基本は稽古だけだが、言われた時だけ巡察や仕事にも入ってもらう、という感じだ。 いいか?」 「――――ようするに、面倒臭いってことでしょ?」