「ああ、何もなかったな…」 その日の放課後、 私のなで肩はさらに深く沈んでいた 「ため息ついたら 幸せが逃げちゃうよー」 私の隣で 茶色がかったセミロングを揺らし ニコニコしている少女A。 私はわざともう一度ため息をついた 彼女は海堂花波(かいどうかなみ) 同じクラスの友達第一号さん。 明るくて、可愛いらしい子である 「6月はあと29日間もあるじゃん ね?」 「うん…。 だね、ところでさ――――」 その後、恋ばなで盛り上がった 私たちは別れた