魅惑ボイス−それを罪と呼ぶのなら−






この中を見ることに凛は躊躇った。

しかし僅かな好奇心と、このまま部屋に段ボールを置いておくことへの僅かな不安、見ずに捨てることへの僅かな罪悪感、


それらが絡まり、再び段ボールに手を伸ばす。先ほどと違うことは凛の指先が僅かに震えていると言うことだった。


“変なモノだったらどうしよう”と言う焦りと不安が、情緒の波を掻き立てる。


そして、凛は恐る恐る段ボールを開けた。












――――――――変なモノと言う定義はどこから何処までのことを言うンだろうか。