ほんわかと懐かしい気分に浸っていると、何処からともなく紗枝がやって来た。凛を見掛けた途端、砂埃が舞うほど速急に。
「凛センパ〜イっ!」
「あ、紗枝ちゃん。」
「見てください!家庭科でスイートポテト作ったんですよ!凛先輩への愛情が詰まってるんで食べて下さい!あ、媚薬とか入ってないんで大丈夫です!同じクラスの子に止められたんで!えへっ」
「……あ、有り難う。」
サラッと暴露され、流してしまいそうになったが『媚薬入れようとしたんだ…』と凛の顔が引き攣る。
しかし、スイートポテトは上手に作られていて美味しそうだったので複雑な気分になった。

